積算代行
積算代行は、自社でやるはずの積算(数量拾い→内訳の素案づくり)を、外部の専門チームに任せることです。
繁忙期や人手不足のとき、社内の品質を落とさず作業量だけ増やせるのがメリットです。
向いている場面
・見積締切が重なって社内の手が全く足りない
・特定工種だけ切り出して任せたい(例:仕上げだけ/チェックだけ)
・期間限定で波を吸収したい(繁忙期だけ)
・客先書式・社内ルールは守りながらスピードを上げたい
向かない場面(正直に)
・設計や発注の意思決定そのものを丸ごと任せたい
・単価の確定(値入れ)や購買交渉まで一括でやってほしい
・図面や仕様が曖昧で、前提が固まっていない
できること/できないこと(線引き)
・できる:建築(意匠・構造・仕上)の数量拾い、内訳の素案、注記・前提の整理、変更差分の再拾い
・できない:最終単価の確定(値入れの決定)、発注・購買の判断、設備の詳細積算(※別途相談)
依頼前チェック(3分でOK)
・図面の最新版と変更履歴は揃っている?
・範囲の線引きは明確?(建築のみ/設備含まず 等)
・納期の優先順位は?(段階納品の要否)
・社内書式/命名規則/科目表は共有できる?
・NDA(守秘契約)の要否は?
進め方(基本の5ステップ)
1.要件確認:図面一式、仕上表、納期、対象範囲、書式、NDA
2.数量拾い:工種ごとに拾い順を固定、開口控除や重複に注意
3.集計・内訳化:数量表→内訳の素案に展開、前提と除外を明記
4.相互チェック:別目で検算、図面間のズレを洗う
5.納品:数量表・内訳・前提メモをセット、差分対応の手順も共有
料金の考え方(目安の見方だけ)
・ボリューム(㎡・枚数・工種)× 難易度(納まり・変更頻度)× 納期で変動
・段階納品や特急は割増になることが多い
・再拾い(設計変更)は差分量に応じて追加
※詳しい金額は → 料金の目安
を参照。迷えば見積無料でOK。
具体例(イメージが湧くケース)
・ケースA:仕上げだけ切り出し
RC5Fの新築。社内は躯体・仮設に集中、仕上げの数量拾いと内訳素案を外注。
・ケースB:短納期の段階納品
まず1〜2階を先行納品→残り階を後追い。客先のチェックリードタイムを確保。
よくある失敗と対策
・開口控除漏れ/二重計上
→ 拾い順を固定、集計は自動計算シートで人為ミスを減らす。
・図面差し替え見落とし
→ 図面名と改定日を先頭シートに一覧、差分は色付け。
・範囲の勘違い(設備含む/含まない)
→ 依頼書の冒頭にできる・できないを太字で。
・客先書式と不一致
→ 受領時に科目表・命名規則を確認、テンプレをもらう。
・根拠が残っていない
→ 前提・注記・計算メモを納品一式に同梱。
FAQ
Q1. 社内の書式や命名に合わせられますか?
A. 可能です。テンプレや科目表を共有ください。
Q2. 値入れ(単価設定)までやってもらえますか?
A. 原則は数量積算までです。限定範囲ならご相談ください。
Q3. 設備は対応できますか?
A. 原則は建築です。設備は内容により別途相談となります。
Q4. 納期が厳しいのですが段階納品は可能?
A. 可能です。優先階から順にお渡しします。
Q5. 図面が途中で差し替わったら?
A. 変更前後の差分で再拾いします。追加費用は量に応じて調整します。